友人Jから素敵な秋のたより。
栗です。
実家で栗拾いをしたんだって。
ていうか、実家で栗拾い、相当本格的!?
彼女のさらっとした何気ない彼女らしいシンプルな文章とは相反する
本格的さをうかがわせる沢山のまるまる太った存在感にあふれた栗たち。
売り物、いやそれ以上!??
岐阜といえば恵那の大きな栗のくりきんとんを連想するため
なるほどって思ったのですが、
J氏のまさに故郷の地が利平栗という大粒で甘い高級品種のふるさとだったことを
今回初めて知りました。
2袋あるうちの1袋、大きいほうが利平栗だそう。
大きい!利平栗!! |
こんな貴重なものを、ましてや自分で拾ってくれたものを
(しかも1歳7ヶ月くらいになる息子くんを背負って拾ったのかな?)
すぐに私を思い出して実家の住所から送ってくれるなんて。
感激でした。
本当にありがとう、Jちゃん♪
というわけで、早速、といっても1週あいてしまいましたが
栗と向き合ってみました。
23日。天気も気温もよく秋の爽やかな陽気のなか
掃除を終わらせて家中の窓全開にし、栗剥きに没頭した午前中。
皮を剥いても大きなまるまるした栗をひとつひとつ剥く毎に蓄積される言い知れぬ達成感。
無我夢中でありながらどこかゆったりとやさしく流れる時間。
J氏からのバトンタッチ、おいしいものをつくりたいな。
そんな気持ちでした。
手間とは、惜しむべきときと堪能すべきときが確実にあるということ。
時間がないからこそかける手間が、心や関係を豊かにしてくれる。
そういうものって、あるんじゃないでしょうか。
皮ごとゆでて少しナチュラルな栗をおやつに堪能し、
栗の渋皮煮と栗おこわをつくりました。
剥いた栗の残りは甘露煮用に。
渋皮煮。ブランデーなくてラム酒をちょっと使用してみた。 |
自然でこの色。少し塩気のあるおこわがさらに甘さを引き立てる。 |
本当に甘い。そしてほっくり。
大げさでなくこんなにおいしい栗ははじめて!
こんな栗で作った栗きんとんをおせちにしたら何とも贅沢な新年の始まりだなぁ♪
楽しみです。